「今年の夏も終わったな〜・・・」 最終セクションのトライが終わると、必ず言ってしまいますね。まあ、ずばり 8月最後の土日に開催するからって事もありますが、ホントにそんなセリフが 自然に出てくるのが不思議です。 今年は、おかあ選手だけのエントリーでしたが、付き添ってた感想文ってゆー か、今年の雰囲気を思いつくままに書いてみました。 イーハトーブにエントリーするのに我が家の理想は、おかあ選手が土曜のネリ 、おとう選手が日曜のブドリです。金曜に出発、前夜祭にしっかり参加して、 宿でゆっくり飲んで明日に備える。ゴールしたらすぐに風呂に入って汗を流し て乾杯する。ま、日曜は帰ることになるけど・・・。子供たちが小さいうちは 「大会だから行くぞ〜っ」て感じでイーハトーブに限らずあちこち出かけたも のでした。さすがに中学生になると、部活や塾やその他のいろんな事が重なり なかなか「さ〜行くぞ〜」にはなりません。で、今年は長男と三男が留守番で 二男を連れて3人でのイーハトーブとなりました。 土曜朝の受付車検に間に合えばいいから、午前3時頃出発すればいいんですが (秋田市に住んでます。3時間くらいで安比に着きます)それでは、なんぼな んでもしんどいので、金曜の22時頃出発します。で、盛岡から高速にのって 、岩手山SAまで走ります。そこで我が家の前夜祭(車中で軽く飲むだけ)を開 催しまして、シートに座ったまま仮眠して、5時30分頃目が覚めたので安比 に向かいました。(大会のルールで「安比エリアは、キャンプ、車中泊は禁止 」となっています) スタート台そばに車を停めて、受付と車検を済ませて、ここで初めて瀬戸さん とご対面しました。TOURING WAVEのホームページのスタッフ紹介の記事と、 自然山通信のニシマキさんの情報でしか瀬戸さんを知らない私は「瀬戸さんっ て、ワイルドで、体がゴツくて、蛇でも熊でも食べる人」とイメージしてまし たが・・・ 今年の我が家の目玉は、なんと言っても「ポスターとパンフレット」です。お かあ選手が念願のグラビアアイドルデビューをしてしまったもんで、会場では インタビューされたり、サインを求められたりして「スタート前に疲れちゃい けないから、このぐらいにしといてね」と断るのが大変でした(ウソです・・ ・わかってます・・失礼しました・) すぐ隣にはARROWさんが停まってます。 去年まではGASGASに乗ってました。 ARROWさんにはとってもお世話になってま したが「今年はBETAなんです、ごめんなさい〜」と、おわびと挨拶をさせてい ただきました。 さていよいよスタート。おかあ選手の一番の心配事は「エンジンの始動が、ひ とりでちゃんとできるだろうか?」でした。BETAは左にキックアームがありま す。うちのは排気量が200ccです。GASGASは右で160ccでした。「慣れれ ばだいじょぶだ〜」と言い続けてきましたが、慣れる前に当日を迎えてしまい ました。「そのふてえ足なら、踏みおろさなくても、乗せるだけでエンジンか かるべ?」と思ってましたがだめでした。「見掛け倒しの足だな〜」です。 で、案の定、スタート台の上で「だめだ〜手伝って〜」と叫んでましたが、何 とか始動。(セクションに到着すると、まずエンジンを止めるから、先が思い やられる・・・) スタートの様子をカメラに収めたあと、ダッシュで車に乗り、第1セクション に向かいます。それなりにキンチョーしてるようでしたが、まあ、なんとかク リーンでした。瀬戸さんも、一緒の木曽奥さんもクリーンです。さらに第2セ クションも3人ともクリーン。出足好調です! 実は、おかあ選手は心のどこかに「オールクリーンしたい」って気持ちがあっ たようです。初めて5点になったセクションでの悔しがる様子でわかりました 。「あのね〜、あまいって。これで楽になったべ?」です。 車での付き添い組は追いかけるにも限度があるんで早々に昼ご飯の場所へ行き まして、二男とキャッチボールをしたりしながら待ってました。そしたら横浜 ナンバー(確かそうだった)の400ccのスクーター(って言うのかな?)の そばで退屈そうにしている人がいました。話かけてみたら「イーハトーブを見 学するために横浜から来た。いつかはエントリーしたいと思ってる」とのこと でした。「なんでここ(昼食場所)にずっといるんですか?」と尋ねたら「セ クションの場所がわからない」とのこと。「それなら、そこをまがって、あっ ち行ってそっち行けばありますよ。見たほうがいいですよ。ここでは、きのこ ラーメンの美味さはわかるけど、肝心のトライアルの様子はわかりませんよ」 と教えてあげました。名前は聞かなかったけど、来年はエントリーしてくださ いませ〜。 どのくらい待ったかわかんないくらい待ちました。やっとみんな到着。「ど うっすか?」「もうボロボロ」と言いながら、ニコニコしてます。「今日は暑 くもないし、全然汗をかかない」だそうです(なら、もっとがんばれよ・・・) みんなでけっこうノンビリ昼飯を食べてます。私、おとうはエントリーしたと きは、結構早回りしたくなる性格です。ゴール順が1位の時もありました。当 然昼ごはんもそれなりの速さで済ませます。でも、見てると「ん〜、なんか、 ゆっくりのんびりも楽しそうだな〜」「イーハトーブトライアルは、こんな感 じが似合うかもな〜」って思えてきました。このペースはニシマキさんの性格 にもよるんじゃないかな?と思ってます。慌てず、騒がず、自分のTY S-125F がトラブッても平常心でいるニシマキさん。見習わなくては・・・。 午後もひたすら待ちます。全部で20あるセクションの第18を探して、そこ で待ってました。到着した瀬戸さんは、なんか疲れ果ててたな〜。おかあ、は しょ〜もない転び方で5点になるし、そのあとのコースでも転んだらしいし、 木曽奥さんも転んで、かなり足を痛めたらしいし、みんなもうすぐゴールだか ら頑張れよ〜、って感じでした。 そういえば、転んだあと、おかあはスタート前の不安はなんだったの?ってく らい、いとも簡単にエンジンを始動させてました。しかもキックが谷側のとっ てもやりにくい状態で。ん〜、不思議だけど、スバラシイ。1日に何十回もや ってれば慣れるってことかな。 やっと?とうとう?最終セクション。オールクリーンどころか大量減点で戻っ てきたおかあ選手。最後はいいところを見せようとしてがんばりました。結構 5点のライダーが多い最終セクションでしたが、意地の、奇跡のチョン足1点 でトライを終えました。 瀬戸さんは、歩いての下見なんかしないで、いつの間にかさっさとトライして しまった。かなり疲れてたみたいですね〜。でもこうやって、またひとり、 イーハトーブにハマったわけです。へっへっへ。こんどエントリーするときは ワイルドに、元気にセクションを走り抜けてくださいませ。 ゴール後、おかあは早速コンビニでビールを買って、一気に飲み干してました 。それから実行団のみなさんや、お友達や、ファンのみなさんに挨拶をして家 路に。(途中でビールを買い足しておつまみも買って、しばらくしたらイビキ をかいて、気がついたら我が家に到着・・・幸せな1日でした) 今年の夏も終わったな〜・・・