とーるパパ様へ 投稿者:光平かん  投稿日:10月12日(火)21時39分52秒

以前からグランドの端で「なんかいつもリフティングしている父兄の方がいるなあ・・・」と気にかかっていました。ひたすらリフティングしていますね。落としては拾い、またリフティング。まさに一心不乱。タイトルに「とーるパパ様へ」と書きましたが、もしかすると内容は「5年以下選手達へ」になってしまうかもしれません。

リフティングというのはすごく不思議な、サッカーの技術の中における位置というか重要性という意味でも極めて微妙なトレーニング。いや、テクニック!?考えれば考えるほどなんなのかよくわかりません(笑)Jリーガーや、世界のトッププレーヤーでも100回続かないという選手はザラにいますし、実際、試合におけるリフティングの活用法や活用頻度を考えると、この練習に割く時間に疑問を覚えるなんて話もちらほら聞きます。

しかし、サッカーを始めて、サッカー部に入って、まず何をするかといえばやはりこのリフティングで、「素人とサッカー部の違い」この証明にもなる技術だと思うのです。友達に「リフティングやって!」そう言われた時は、ただ落とさないでリフティングを続けるだけの行為に「すげー」なんていう素人さんの気がしれない。こんなのサッカーやってるんだから、「呼吸して!まばたきして!」といわれるのと変わらない。技のひとつも混ぜて喜ばしてやるか(笑)というのが普通です。自分の同年代ならみんなそうです。間違いなく。

ところがです、今の子は違います。ユーニアンで特に5年生以下の選手達は2年間ボールを触ってきたはずなのに10回いかない子はあたりまえ。2回、3回でミスするのは当然。1回目のコントロールで自分が届かないところまでボールが飛んでしまうことも・・・

これは向上心・競争心の無さの証拠です。これまで凄まじい時間を費やしてきた中で、これは普通ありえないことです。キッズの子でも今日は9回!やった、25回いったー!そう考えると申し訳ないけども情けない気持ちになる。金曜練習なんかでも何度かその辺りの事に触れ、それぞれのリフティングを見て、話をしたりもしましたが、練習の合間・練習前、練習後を見ていると、秒・分を惜しんでリフティングしているのは4年生の1人と、あるお父さんです。

おそらくこれだけでクラブのほとんどの人は、「ああ、4年生ったらあいつだ。お父さんってばあの人だな」とわかるはずです。うまい人はやはり練習しています。他はポケットに手をつっこんでボールに足を乗せ、ゲームかカードの話を。「あいつより1回でも多くリフティングしたい!自分の今の最高新記録超したい!」こういう小さな向上心・競争心がサッカーというゲームには大きく影響するし、成長の差になるし、サッカー以外の、人生の様々な局面で役だったりします。大げさだと思うでしょう。でも実際そうなんです。自分はそうでした。

リフティングはサッカーというスポーツの1番大事な部分を養う重要な練習!?技術!?なのかもしれません。「おれ、へただもん」へたなんじゃなく、やってないだけなんだって!「やっても全然うまくなんないし」’やった’って、どの程度でやったなんだよ!努力のレベルが低すぎるだけなの!「試合で使わないよ」いいわけしてそんな逃げ道探してないで黙ってやれ!ちょっと怒り気味に僕はそう思うわけです。自分ができるからそう言うのか?できない人の気持ちがわからないのか?いやいや、僕も最初は何回やっても2回くらいしかできなかった。でも、町内の友達に張り合って10回できるようになり、自分の記録を上げたくて20回できるようになり、部に入って張り合い100回を越し、コーチに誉められるから300回、カッコつけたいから1000回、プロ選手になりたいから10000回・・・そうやって今があるんです。みんなそう。

自分も同じように小学での部活を経験してきたけども、リフティングだけでなく、試合だってそう。「試合に出れない、出してもらえない、つまらない」気持ちはわかるけども、そういうのって違うと思うんだよなぁ・・・悔しい顔ではない。情けない顔をしてる。すぐあきらめる。男ならもっと負けず嫌いに、狂ったように、毎日が全力、毎日が挑戦・・・そういう姿勢を見せて欲しいなあ。とーるパパのリフティングに取り組む姿勢ってまさに「それ」でしょう!?(来週から意識してやりにくくなったりして(笑)ごめんなさいパパさん!)あーだこーだひやかしてる場合じゃないんだよ小学生諸君!

そんなこんなでいろんなことを書きこんでしまいましたが、リフティングひとつにこんな奥行きがあるんです。「サッカーの縮図」リフティング。自由にコントロールできる快感、それを得るだけでもやる価値はあります。



光平かん様 投稿者:とーるパパ  投稿日:10月12日(火)23時24分26秒

こんばんは やっぱり見られてましたか(^^*)(当たり前ですね)

光平かんの立派な書き込みの後に、トシだけくって立派な文章のひとつも書けないおやじが返事を書くのは、ちょっとつらいですが。

始めたきっかけは「目立ちたい」「おお〜っ!と言われたい」ただそれだけです。(ってゆーか、「どれどれ、ぼくもやってみよ♪」くらいの感覚でした)しかし、やってみて、その難しさに愕然としました。でも、それでやめたらオトコがすたる。仕事は嫌いだけど遊びは一生懸命。必死に遊ばなきゃ、おれじゃない。

根が目立ちたがり屋です。でも恥ずかしがりやでテレ屋です。ぼくが自分に言い聞かせてるのは「人前で何かをやるって、とっても恥ずかしい。でも10恥ずかしかったら、11の元気と勇気でそれを乗り越えると、やってよかった。ってなる」ってことと「自分が好きな遊びなんだから、一生懸命やる」ってこと。

1ヶ月前、近所の公園でやってるときは、チョー恥ずかしかったです・・・いいオトナが朝ひとりで3回くらいしかできないボール蹴り(リフティングだなんて言えません)を毎日毎日やってたんですから。

そんな時、犬の散歩のおばさんに話しかけられました「大会とかあるんですか?」「いえ、ただのあそびで・・・」「学生さん?」「いえ、仕事が10時からなもんで」「ふ〜ん。働いてるんですか。お子さんもいらっしゃるの?」「はい、3人おります」「へ〜、大学生かと思ってたのに」「がんばってね〜」

10日くらい前、そのおばさんが「あら〜、上手になってきましたね〜」と言ってくれました「ありがとうございます〜!」とってもうれしかった瞬間です。

ぼくは、サッカー経験がありません。41歳の秋からサッカーボールで遊び始めました。だから、子供たちにはサッカーのことは何も話せません(だれも頼んでないって)ただ「あのおじさん、少しずつうまくなってるね」と言われるように、ずっとがんばります。こんなこと書いてる自分がはずかしいです。では、これからもグランドの隅のほうを貸してください。よろしくお願いいたします。

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※AFCユーニアンの掲示板からコピーさせていただきました。
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話は変わって。親の思い。子の心。
忘れたくないんで、ここにメモ!

☆掲示板の「まず やってみれ〜! ささき - 2005/05/16(Mon) 21:21 No.852」から抜粋
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子供たちのためにいろいろとなんぎしてくれて、いろいろと関わってくれてるうちに、いろんなことが見えてきて、いろいろ詳しくなって、子供ひとりひとりのことがわかってきて、勝たせたくて、だんだんボルテージが上がってくるんですよね〜。なんでも程度問題ですよね〜。だれだって勝負には勝ちたい。勝たせたい。でも勝てばいいってもんじゃない。勝たなきゃダメなの?そうじゃない。負けてもいいから・・・とも言い切れない。ただ、こどもたちはこどもたちなりに役割はわかってるし、自分の位置、自分たちの位置も理解してるし。言ったから変わること、言っても変わらないこと、があります。悪い意味で熱くならず、熱く励ましてあげましょう。

↑↑あくまでも、親は、ですよ↑↑
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↓↓こどもたち自身は。スポーツ選手は。こうであってほしいです↓↓

(われらの監督のおことば)
(ぼくはこのことばにシビレました!)
(まわりがコレを言うんじゃなく、言われたからじゃなく、こんな気持ちになって欲しいものです)

『スポーツは常に競争と共にあって、うまくなりたい、強くなりたい、目立ちたい、かっこつけたい、負けたくない、追い抜きたい、勝ちたい、そうしたモチベーションによって成長を加速させる。気がします。やっている選手達に関しては、勝敗や競争にこだわるべきだと思うし負けず嫌いであって欲しい!』



 
    
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